東京都渋谷区恵比寿の女性専用鍼灸院
赤岩治療院

メニエール病

メニエール病は女性に多くみられ、30歳後半~40歳代前半に発症する方が多い病気です。メニエール病の原因は現在のところはっきりとしていませんが、病因の本体は"内耳の水ぶくれ状態(内リンパ水腫)"ということがわかっています。

メニエール病の症状

  • めまい(眩暈の発作を何度も繰り返す。頻度と程度には個人差がある)
  • 頭痛 (頭が重く感じる・圧迫感)
  • 難聴 (低音が聞き取りにくくなる、高い音が耳触りに聞こえる)
  • 耳鳴り
  • めまい発作と同時に難聴がおきる
  • めまい発作が治まった後に難聴がおきる
  • めまい発作を繰り返すうちに、聴力が低下する

他には、吐き気・嘔吐・傾斜感(自分が斜めになっているように感じる)・眼振(眼球運動)・耳の閉塞感(耳がつまったように感じる)などの症状や、頻脈(脈が速くなる)・顔面蒼白・首や肩のこり、といった症状もみられます。また、メニエール病が慢性期にはいると、耳の蝸牛という「聞こえ」を司る機能が低下するため、めまいの症状は軽度になり、耳鳴り・難聴が症状の主体にかわっていきます。

突然おこる回転性(ぐるぐる)めまい

メニエール病の特徴はなんの前触れもなく、突然おこる回転性のめまい(眩暈)です。このめまいは、30分~数時間続くことがあります。めまいと一緒に、吐き気・嘔吐・顔面蒼白・脈が速くなるなどの症状をともないます。また、耳の症状(耳の塞がった感じ・耳鳴り・聞こえにくくなるなど)が同時にあらわれる場合もあります。

メニエール気質とは?

性格が、几帳面・まじめ・完璧主義・敏感・物事にこだわる・・・といった性格のことをメニエール気質といい、メニエール病にかかりやすいといわれています。メニエール病は、精神的なストレス・過労・睡眠不足の状態の人におこりやすいといわれています。また体格的には、肥満者が少ないというデータもあります。

メニエール病の鍼灸治療

人は、必ずしも自分の感情を正確に感じられているわけではありません。それは、私達の素直な感情や本能を、脳の仕組みによって「理性」がコントロールしているからです。身体の中では、脳に感情のシグナルが届くと大脳辺縁系や視床などが、その感情をどう認識するかを連絡し合ってその後、認識します。その連絡のやり取りや認識された感情によって、脳の視床下部が影響を受け、視床下部で調節されている自律神経のバランスも乱れてしまいます。自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経がバランスをとるようにして働き、私たちの身体を24時間調節しています。自律神経の働きの1つに、血管を収縮・弛緩させる機能がありますが、自律神経のバランスが乱れると私たちの身体は、血液循環が悪くなりその影響を受けるリンパの流れも滞ってしまいます。リンパは私たちの身体の静脈にそって全身に走っていますが、メニエール病では、耳の奥の内耳にあるリンパが自律神経の影響を受けて”内リンパ水腫”の状態になり「めまい」というサインとしておきるのではないかと考えます。

首・肩のコリはありませんか?

自律神経のバランスの乱れは、首・肩の緊張やコリを引き起こすことが良くあります。当院に、首や肩の頑固なコリを感じて来院される患者さんの中には、自律神経のバランスが知らずしらずのうちに崩れている方が多くいらっしゃいます。緊張や精神的なストレスは、筋肉の緊張として身体にあらわれます。

「めまい」は心からのお知らせ?!

東洋医学では、「心身一如」(しんしんいちにょ)といって「心と身体はつながっているよ」という考え方があります。それは、怒る・喜ぶ・思う・悲しむ・恐れる・・・といった強い感情や心の変化が、私たちの身体の内臓の働きにも影響し、不調をおこさせるという東洋医学の五行論の考えです。

東洋医学で考えるメニエール病の4つのタイプ

  • 肝陽(かんよう)タイプ

ストレスや激しい感情などによっておきる・気の流れが悪くなるとおきる・イライラしやすい

  • 痰濁(たんだく)タイプ

頭が重い感じがする・お酒を飲むとめまいが起きやすい・雨の日にも悪化する・身体の中に湿がたまりやすい

  • 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ

肉体的な疲れでめまいがおきたり、悪化する・水分の代謝が悪くなりやすい・疲れやすい・顔色が悪い

  • 腎精不足(じんせいぶそく)タイプ

過度の疲労や睡眠不足でおきる・夕方になるあとめまいがおきる・疲れやすく元気がない

内耳・自律神経の調整・身体の緊張をゆるめる

当院のメニエール病の鍼灸治療では、病因の本体と考えられる内耳の内リンパ水腫(水ぶくれ)の状態を緩和することを中心に治療を行っています。内耳に通じるツボに鍼やお灸の治療をすることで、内耳の血液循環の改善・リンパ液の流れを促進することで、流れが悪く滞った水分の代謝を促します。また、東洋医学に基づいて患者さんの心の状態を伺い、お一人おひとりの症状・状態に合ったツボに鍼やお灸して、体質や自律神経の働きを整えます。さらに、メニエール病の方に多くみられる首や肩などの緊張を鍼灸でゆるめていきます。